「『須賀京太郎』とは、あなたのそうぞう上の存在に過ぎないのではないでしょうか」
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555:名無しNIPPER[saga]
2016/06/26(日) 02:51:01.45 ID:6tQxwIWDo


「まあ、そういうわけなんだ。京香は、少し寝かせてやりたい。同時に、少し京太郎のことから離しておきたいんだ」


京香さんは、体が弱い。

龍太郎さんの言葉で、さっきの事にも納得した。

京香さんが眠っている間に、私に話を聞きたかったのだろう。

家に来られて困っていたのは、京香さんが起きてしまうのではないかと思ったから。


「……その間に、もしかしたら、ひょこっと帰ってくるかもしれない」


誰が、とは言わない。

それは願望だった。

自分でも分かっているのだろう、それでも望まずにはいられない。

私も同じだから、分かること。

今にも、この京ちゃんの部屋に、ひょっとしたら──



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