【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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◆WolEwA02oI
[saga]
2016/11/25(金) 16:04:14.98 ID:2yvBrlc30
GM「色々な諸手続きをこなしたらいつの間にか1か月・・・コワイ」
GM「書き貯めする余裕もなかったから地の更新でいくぜ。構想は練ってるけど細部のミスは許してくれ」
ー―――――――――――――――
6/25 夜 ニチョーム・ストリート 「絵馴染」
ニンジャスレイヤーら一行は先日のナンシー・リー救出作戦の後拠点を一時的に「絵馴染」に移していた。
ネザークイーンことザクロの厚意もあり殺戮者はつかの間の休息を行っていたのだ。
だがニンジャスレイヤーの内情は思わしくない。
インクストーン。ネオサイタマにおけるザイバツの最強戦力。幾度となく対峙し、カラテを交えたが様々な要因により決着のついていないニンジャ。
ザイバツに対する忠誠心は極めて高く、たった3年足らずでほぼ最高位の階級にまで上り詰めていることからあらゆる側面で隙の無いニンジャでもある。
そのザイバツの忠犬ともいうべきニンジャが己を仕留める絶好のチャンスをわざわざ見逃すという謎の行動を取ったのだ。
自身は満身創痍。疲労も蓄積しているうえにヌンチャク使用後なのでナラクの力にも頼れないのに対し、相手は何の損耗もない状態。誰が見ても望んでもない状況だ。
それを目の前で、わざわざ、見逃す。何かしらの意図があるとしか思えなかったのだ。
カラン・・・
「絵馴染」に来客を告げるベルが鳴る。
「アーラ・・・イラッシャ・・・・・・」
ザクロがいつも通りの接客をしようとして凍った。
「ドーモ」
噂をすれば影が差すという言葉通り現れたニンジャはインクストーン。チガサキ・コルトであった。
空気が一気に張り詰める。ザクロ・ヤモトは全身を硬直させ、ナンシーは腰のでデリンジャーに指を掛けた。
ニンジャスレイヤーも椅子に座りながらも即座に臨戦態勢に入る。一触即発の状況だ。
だが戦況は思わしくない。
イクサにおいては非力なナンシー・リー。チガサキ相手では力量不足なザクロ。先日の一件で恐怖を植え付けられたヤモト。交戦となれば生存は絶望的だ。
守る対象が3人もいる状況で己と対等かそれ以上のカラテも持ち主とイクサをしなければならない。オーテ・ツミに限りなく近い状況であった。
チガサキはそんな空気をあえて読まず、ニンジャスレイヤーの座っているカウンター席から席1つ開けた席に座る。
「今日はイクサをしに来たわけじゃない。仕掛けるつもりならもっと電撃的に仕掛ける」
「とりあえずザクロ=サン。何でもいいから強めのサケを出してほしい」
覇気も闘気も殺意も敵意も出さずにチガサキはそう告げた。まるで客のように。
「・・・・・・わかったわ。強いサケでいいのね?」
暫く後ザクロはカウンターに入るとチガサキの出すサケを考え始めた。
どう足掻こうと勝てる相手ではなく、視界に入られた時点で生殺与奪を握られる相手に抵抗は無意味。チガサキの言葉を信じるしかなかった。
「そこのお二人も椅子に掛けたらどうだい?少なくとも 仕掛けてこなければ 今日は戦う気はないよ」
その言葉でナンシーとヤモトもとりあえずその場にある椅子に腰かけた。
「どういう風の吹き回しだ」
「多少酔いでもしないと口が回らない内容でね。それに・・・この場にいる限り仕掛けられないだろう?」
ニンジャスレイヤーは表情は変えないものの内心顔をしかめる。この状況においてニンジャスレイヤーはチガサキに実質脅迫されているのだ。
話を聞け。仕掛けてくるのならこいつらから殺す。
言外のメッセージをニンジャスレイヤーは正しく受け取った。
「ドーゾ。色々悩んだけどシンプルにした方がいいかと思って」
ザクロが出したのはウイスキーのロック。多少多めに注がれているあたり流石プロである。
チガサキはそれを軽く転がし・・・一気に煽った。
「ふぅ・・・。さて、何から話したものか。そうだな・・・まずは、結論からにするべきか」
チガサキはひとりごちた後、呟く。
「自分がザイバツを裏切ると言ったら・・・信じるか?」
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