【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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725: ◆WolEwA02oI[saga]
2016/10/08(土) 10:58:12.86 ID:H0vrq8jh0
6/22 シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー

チガサキは電脳室でワイルドハントの指示を受けた面々が所定の位置についていくのを眺めている。

先日の会議で提示された通りの戦略、戦術。並みの相手であれば即座に粉砕できるだろう。

事実として現在進行形でその通りに物事が動いている。つい先ほどニンジャスレイヤーがインペイルメントとの交戦を避けたところだ。

ワイルドハントの作戦内容は以下のようなものであった。

外部ハッカーの力を借りるという禁じ手を使い【守護天使】YCNANというアキレス腱を露呈させる。

YCNANを別働ニンジャによって確保させ、ニンジャスレイヤーを電子的に丸裸にする。

ニンジャスレイヤー自身はサイバネ適正が高くないため、今後いかなる行動も先読み可能である。

もう1人の協力者によってYCNANの危機が明らかになろうともニンジャを数名派遣し段階的に足止めをすることで確実化させる。

そのもう1人による電子妨害も外部ハッカー・・・ゴールデンドーンの力を借りれば粉砕可能。

詰まるところ【守護天使】YCNANの確保 これが今作戦の中核であった。

将を射んと欲すればまず馬を射よということだ。今までのザイバツの考え方にはない戦術であった。

(ならば猶更自分の助力を請わなければいけないはずだったんだが・・・)

チガサキの聡明な頭脳はこの時点でこの作戦が半ば失敗に終わると予見していた。

現在ザイバツ・シャドーギルドにおいてニンジャスレイヤーに最も詳しいのはダークニンジャとチガサキである。

読者諸氏は覚えていらっしゃるであろうか。ラオモト・カンが没した後にあった作戦の後、チガサキは単独でトコロザワ・ピラーへと乗り込んでいることを。

その時にソウカイヤのUNIXにアクセスし、対ニンジャスレイヤー用として発令されたいくつかのミッション指令所をチガサキは読んでいたのだ。

YCNANに目を付けた作戦はソウカイヤが既に1度行っていた。そして半ば成功していたのだ。

その作戦と今作戦を比較すると・・・今作戦のほうが明らかに見劣りがする。

ニンジャスレイヤーを足止めするためには強大な個をぶつけるか膨大な物量をぶつけるしかない。

だが今作戦はどちらも持ち合わせてはいない。

結果ニンジャスレイヤーはYCNANの元へたどり着き、別動隊であるモスキートはインタビューの末殺されるだろう。

その時点で作戦は破綻。あとは各個撃破あるのみだ。

(まぁその方が都合がいいと言えば都合がいいけど・・・)

チガサキは暫く静観することにした。



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