【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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703: ◆WolEwA02oI[saga]
2016/09/05(月) 10:21:45.57 ID:LhZr0hy10
「コルト=サン!」

チガサキが意識を取り戻し、ケンワに感謝を述べる。

「お前、今日の夜ぐらいには死んでたぜ。随分進行がハヤイが・・・もう全部取り除いたから勝手に安心でもしてろ」

「重ね重ね感謝する」

チガサキは頭を下げた。

「不躾ではあるが・・・ケンワ=サン。あなたはニンジャですね?それも名付きのニンジャソウル憑依者・・・」

「キヨミ・ニンジャだと。お前さんも・・・」

「ええ。2人ともニンジャです」

1を聞いて10を知る会話が繰り広げられる。チガサキはともかくケンワのインテリジェンスもそれなりに高いようだ。

「・・・しかし、これだけの力・・・なんの代償もなしとは思えない。どうかご自愛を」

「知ってる。この世はインガオホーだ・・・さぁ!帰れ!」

「シツレイしました」

チガサキは再び一礼をするとトモヨに足早に立ち去るよう催促する。

「急いで戻ろう。嫌な予感がする」

チガサキは戦士の顔でトモヨにそう告げる。

「分かりました」

チガサキのニンジャ第六感は未来予知の領域に片足を突っ込んでいる。彼がそういうのならば従わない道理はない。

チガサキは今度はサイドカーにトモヨを乗せるとフルスロットルでギルドへと帰還していく。

その途中である。

(あれは・・・!)

チガサキは一瞬すれ違ったバイクに見知った顔があるのを確認した。あれは・・・ザクロとヤモトなるニンジャだったか。

ニンジャ同士は引かれあう。ならば・・・件の死神も間違いなく近づくはずだ。

(できれば交渉をしたかったが・・・トモヨ=サンがいる。今は厳しいかもしれん)

チガサキ自ら定めた【敗北条件】に引っかかるような真似はしたくない。大人しく帰ることにした。

その後、拠点にてたまった書類の処理に知恵熱を出すのは別の話である。


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