【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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598: ◆WolEwA02oI[saga]
2016/07/16(土) 10:42:42.69 ID:6XQmBDpz0
「!!!!!!!」

チガサキは目標を視認するや否や厳戒態勢に入る。

豊満なバスト、緩い雰囲気に似合わぬ・・・強さ!そしてザイバツの家紋!

(トモヨ=サン。イクサになったらサポートを。こいつ・・・強い)

チガサキは拳を強く握りしめるとギブスがバラバラになって地面に落ちる。完治とはいかないがそうもいっていられない。

(頑張ります)

トモヨも彼我の実力差を理解した。開戦となれば自分の実力では正面切って戦えないだろう。

(まずはコンタクトを取る。左手の指二本を立てて腕を上げたらイアイドーでアンブッシュを)

(ハイ)

チガサキの腕は完治していない。時間が経過すればするほどジリー・プアー(徐々に不利)なのは確実だ。だが退く事はできない。

チガサキは標的に向かって堂々と歩を進める。

「ドーモ。こんなところで何をやっているんだ?しかもザイバツの家紋まで背負って」

チガサキはファーストコンタクトを取った。だが返答は意外すぎるものであった。

「インクストーン=サン。ようやく会えましたー。皆さんとはぐれてしまって2日。どうしようかと・・・」

チガサキは一瞬困惑する。名前を知られているのには驚かないが、話し方がまるで旧知の友人に会ったかのような話し方だったのだ。

「自分は君を知らん。傭兵ニンジャを殺して回るザイバツ紋を背負ったニンジャがいると聞いて来ただけだ。名乗れ」

「アラクネーですよ。インクストーン=サン。冗談はやめてくださいネー」

目の前の女ニンジャはアラクネーというらしい。だがどうにも会話がかみ合わない。チガサキは別の角度からアプローチをしてみることにした。

「アラクネー=サンはなぜザイバツの紋を背負っている?再び言うが自分は君を知らん」

「笑えない冗談はやめてくださいネー。一緒にネオサイタマに行ったじゃないですか」

会話がかみ合わない。まるで前提そのものが狂っているかのように。

(そもそも一緒にネオサイタマに行っただと?最後にキョートから移動したのは5月半ばのシャドーコンだ。数日ではない)

チマチマと聞き出すことはまずいと感じ、チガサキは一気に本題を切り出す。

「再三になるが・・・自分は君と面識がない。最後にキョートからネオサイタマに移動したのも1か月前だ」

「それにそれだけのカラテ・・・生半な実力じゃない。そうなればシャドー・コンの覇者である自分にも噂ぐらいは来るはずだ」

「そして何より先ほどから会話がかみ合っていない。まるで前提そのものが狂っているかのようにな」

「だからこそ聞いたい。君は何者だ?ザイバツ所属なのか?ここに来るまで何をしていた?同行者は?」

チガサキは当惑しながらそう尋ねる。

「ザイバツ所属ですよー。ここに来るまでサラマンダー=サン、ニーズヘグ=サン、ダークドメイン=サンらとネオサイタマ観光してました」

「インクストーン=サンとレヴァンテイン=サンも一緒でしたネー」

(おかしい。自分はともかくとしてなぜトモヨ=サンのネームを知っている?それに加えてダークドメイン=サンはすでに故人!)

(これまでの情報を加味すると・・・)

チガサキは意を決して話す。

「ダークドメイン=サンはすでに故人だ。ニンジャスレイヤーに殺されて、な。それが6/10の話。つまり現実的に起きえないんだ」

「だが嘘をついているとも思えない。レヴァンテイン=サンの名前は自分ほど有名ではない。自分とセットで語った事からある程度の関係性も知っていると推測する」

「ありえない話ではあるんだが・・・もしかしたら君は自分のいる世界線とは別の世界線から来たのではないかと思い始めてな」

「君が敵意を持たないのであれば、もう少し話を進めてみたい」

チガサキはそう提案した。

「そうですネー。アマクダリの方々も話しかけたら攻撃されましたし、その方がいいですネー」

彼女・・・アラクネーも了承した。

チガサキはトモヨを呼び場所を変え、双方で情報の擦り合わせをする旨を伝えた。

一行は機密の問題もあり、チガサキとトモヨが生活するマンションの一室へと進む。



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