【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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425: ◆WolEwA02oI[sage]
2016/05/28(土) 09:27:29.73 ID:IjXOSTKG0
「010」

ザ・ヴァーティゴは両手で大盾を挟み込み、止める!

ガーディアンはビックカラテ筋肉を盛り上がらせ、大盾をギロチンめいて押し込みにかかる!

「フーンク!」

その背後から突き刺しにかかるはインペイルメントのザオ・ケン!

「010」

ザ・ヴァーティゴは後ろ足でヤリめいたキックを繰り出し、ザオ・ケンの切っ先を逸らしつつガーディアンの大盾を力任せに剥がしとった!

「バカなーッ!?」

ガーディアンは驚愕し叫ぶ!ザ・ヴァーティゴは盾を抱えたまま後方へと跳躍回転する!

チガサキとワイルドハントはザ・ヴァーティゴを横目で睨み、けん制するが動かない!

2名はアマクダリの2名をけん制している最中なのだ!

「コロッシヴ=サン。潮時だ。撤退命令が出た。フューネラル=サンが死んだ以上、これ以上は蛇足」

「アニキ」

「イヤーッ!」「イヤーッ!」

コロッシヴがそう言うと2名のニンジャは跳躍し、撤退した!

チガサキとワイルドハントは追撃を仕掛けない。戦えば鬼神がいる以上有利にはできるだろうが殲滅が目的ではない。

アブバチトラズを狙い功を焦れば自滅する可能性があるのだ。

「さて」

チガサキとワイルドハントは残るピンクのニンジャに意識を向ける。

「00101」

ザ・ヴァーティゴは抱えた大盾に力を籠めると大盾は歪み始める。更に所々圧縮され、引き伸ばされた大盾は巨大な斧めいたフォルムを取った!

これにはさすがのチガサキも閉口する。ザ・ヴァーティゴは頷くと人差し指で斧の側面に「テツノオノ」とルーンカタカナを刻印した。

「010」

そしてそれを投げる!

「!」

インペイルメントはとっさの跳躍によりこれを回避することに成功する。だがガーディアンは盾を破壊されたことに一瞬動揺し、よけ損ねた!

「サヨナラ!」

ガーディアンは胸から上を横一文字に切断され爆発四散!ナムアミダブツ!

ガーディアンが爆発四散すると同時にテツノオノはガーディアンの背後にあるバイクなども切断し、ブーメランめいてザ・ヴァーティゴへと戻ってきた!

(こいつはヤバイ。今まで出会ったニンジャの中でも規格外・・・!)

チガサキは厳戒態勢を整えたとき、頭の中に先ほど聞いた声が響く。

GM「遅くなってすまない!ザ・ヴァーティゴ=サン!門ができたぜ!」

突如目の前のピンクニンジャが0と1の数字の集積物に還元され始め、あっという間にその全身へとテツノオノも巻き込んで広がった!

「フーンク!」

インペイルメントがザオ・ケンを突き刺そうとするが何もない空間を虚しく突いただけであった。

異形のニンジャは破壊の痕跡だけを残して、来たとき同様唐突に消え去ったのだ。

「フーンク!フーンク!」

インペイルメントがザオ・ケンを振り回すが空気を切るだけである。

チガサキは背後から近づき、手を置く。

「これ以上は無駄だ」

そういうとインペイルメントはザオ・ケンを振るのをやめた。

「広場は制圧した。それだけのことだ」

ワイルドハントがそう発し、イクサの幕は閉じた。


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