【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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207: ◆WolEwA02oI[saga]
2016/03/31(木) 15:30:55.05 ID:O43UR1170
GM「方針が決まった。再開するぜ!」

GM「今回の更新はちょいと長め。戦闘要素はゼロだ!リスクマネジメントは実際重要」

GM「レッドゴリラ=サン・アロンダイト=サンカラダニキヲツケテネ!」

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チガサキは一晩そのニューロンをフル回転させた結果有力な仮説を得た。

ニンジャスレイヤーが位置特定のリスクを負ってまで謎のニンジャをつれているのには相応のメリットがあるということ。

定期的に送られる位置情報の範囲と常識的な行動規範から推測するに謎のニンジャチップの除去を狙っていること。

謎のニンジャが単独行動を殆どとることがないということは、謎のニンジャ自身にはザイバツの追撃を振り切るだけの戦闘能力がないこと。

以上3点が仮説として浮上した。

(つまりニンジャスレイヤーのこれから向かうであろう場所は・・・闇医者だな)

ニンジャが正規の病院にいけば何が起きるか分かったものではない。自ずと闇医者に頼ることになる。

(だが闇医者なんてネオサイタマには星の数ほど居るぞ・・・)

このネオサイタマにおいても医者というのは基本的にはカチグミである。だが学閥などの関係からネンコやムラハチなど政財界やザイバツの上下関係とあまり変わらない現状がある。

その為そムラハチされたものや上下関係に耐え切れずに抜け出したもの、ごく僅かではあるが汚いカネなどに嫌気が差して離脱するものも居る。

彼らは正規の医師免許の失効、破門後医療行為を行い闇医者として生計を立てているものも多いのだ。

(だが闇医者が目的であるということだけでも収穫か)

チガサキは早朝からIRCなどを駆使し、ネオサイタマにおける闇医者の情報を粗方手に入れていた。

(これと現在位置情報を統合すればいい。そうすれば高い確率で出くわすはずだ)

チガサキは除法をマキモノにしたためる。普段であれば単独行動を取って対応するのだがキョートから来たニンジャがいるのであれば話は別だ。

ザイバツにおいてキョート組>ネオサイタマ組 という決して超えることが出来ない壁が存在するのだ。

ましてやこの拠点にいるニンジャの殆どはネオサイタマ出身かキョートに嫌気が差しているニンジャだ。本部からすれば厄介者そのものだ。

その為懲罰騎士という実質準グランドマスターのチガサキであってもキョート組を優先しなければならないのだ。

(確か今来ている中で最高階位のニンジャは・・・・・・レッドゴリラ=サンかぁ・・・)

チガサキは憂鬱になる。あの脳筋をどうやって説得して情報を利用させるか。考えるだけで頭が痛い。

だがやらねば僭越行為。針の筵なのは間違いない。

チガサキはため息をつきながらレッドゴリラの元へと足を進めた。


〜昼過ぎ〜

「ハァ〜・・・・・・」

チガサキは遅めの昼食をとっていた。理由は言うまでも無くレッドゴリラの説得だ。

当初は ワシの筋肉があれば〜 とお決まりの文言で一蹴された。

それを美辞麗句やおべっか、ロードの覚えや取引などあらゆる言葉と手段を使い、ようやく情報を利用させることに成功した。

チガサキは口が達者なほうではない。純粋にカラテの力でのし上がってきたニンジャだ。

イクサにおけるリスクマネジメントの深謀遠慮さは一流だが権力闘争という泥沼は完全にアウェーだ。

アウェーでのイクサほど気力体力を消費するものも少なくない。その相手が困難であればあるほどだ。

だがそれをなしたことによりチガサキの緊張の糸が切れたのだ。

(ニンジャスレイヤーを1対1で殺しきるのは実際不可能に近い。本来であれば同行して2対1以上の複数対1の状況に持ち込みたかったが・・・)

レッドゴリラは己のカラテに自身を持っている。それも過剰なほどに。

そんなニンジャに対して 倒しきれるかどうか分からないから同行します などというのは考えることを知らない脳筋には侮辱と取られるのは確実だ。

結局チガサキは後詰としてレッドゴリラの従としてイクサの終盤も終盤に参戦することを許されたのだ。

(まぁ発見され次第連絡はくるからすぐに向かうとしよう・・・)

チガサキはそのときに備え、カラテを己の身に滾らせた。

そして夜、レッドゴリラからの発信によりニンジャスレイヤーを補足したことが通達され、チガサキは現場へと急行した。



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