魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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4:sageてた。 もうなんだかグダグダだ  ◆OkIOr5cb.o
2015/09/18(金) 13:53:11.62 ID:oC/slA/z0

そんな“檻”の中に閉じ込められた天使が 決死の悲鳴を上げようとした時
格子窓の向こうから声が掛けられた。



「若君」


魔王が差し出していた手を引くと、結界もまた球状へと戻っていく。
ほっと息をつく気配には苦笑を禁じえない。

だが今は、邪魔者をどうにかするべきだろう。
魔王は格子窓へと近づき、階(きざはし)に跪く若者をつまらなそうに一瞥した。


魔王「ああ…… 近衛か。なんだ」

近衛「あまりその天使には、お近づきにならぬのが御身の為かと……」

魔王「ちっ。無粋な事を」


近衛と呼ばれた若者は、魔王に睨まれても臆することはなく進言を続ける。


近衛「差し出がましい事とは存じております。ですが、どうか」

魔王「問題ない、この御簾の中には結界が機能している。こいつは無力だ」

近衛「しかし、若君…」




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