魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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399: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/06/25(土) 21:41:54.71 ID:6Endy8Rh0

戦神妃は、確かに強い力を持っていたようだ。
死後に体内から抜け出ようと溢れる浄気はとどまるどころか勢いを増していくばかり

獣王たちや亀姫は、浄気にあてられ苦しそうに身をよじっている。


亀姫「……なんて気力ですの… っ、これでは…っ」

魔王「…………」

近衛「陛下・・・?」


魔王は、戦神妃の最後の言葉に気を奪われていた。
あんな最期の最期まで、演技を続ける必要があったのだろうか……


亀姫「っ、陛下。どうかお願いです…これ以上は、皆の身体に障り動けなくなりますわ!」

魔王「――……」

亀姫「陛下… どうぞ、帰りましょう? 私たちの穏かな日常へ……」


魔王「――ああ」





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