魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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362: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 02:51:10.51 ID:ofIrSduQ0

近衛はそういうと、もう一度しっかりと神の首元に剣を当てなおした。
神は近衛のペースから逃れることのできないまま、また動揺して口早になっていく。


神『す、すぐだ!』


近衛「すぐ? すぐってどれくらいです?」

神『お、お前がこの剣を降ろせば、そう間もないうちに……!』

近衛「え? そんなにすぐなんですか?」

神『ああ、そうだ! 今頃、天守閣では戦神妃が魔王を抑えているはずだからな!』

近衛「魔王を……抑えているんですか」


神『そうだ……! 魔王の魔素が体内から全て抜け出たその時、あちらから合図が来ることになっている!』

神『これだけの浄気をまともに操れるのは我だけ! その合図を逃すわけにはいかぬのだ! さすれば、楽園はもう間もなく――……!!




近衛「では、もういいです」





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