魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
1- 20
357: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 02:23:48.41 ID:ofIrSduQ0

神『………い、生きていたとは思わなかった…。 だが死に損なったとは一体……?!』

近衛「まあ死に損ないっていうか、魔王に生かされてるだけなんですけどね。人間としてはもう死んでるようなものです」

神『魔王に……?』

近衛「ええ」


近衛「だからまあ、今更 自分の命を惜しむつもりもないんですよねぇ。暴風に巻き込まれて僕が死ぬとしても……―――それで魔王が死ぬなら、本望ですよ」


あっさりと述べたのは、希死念慮ともいえる意思。
どこかぼんやりとした物言いは、自分の生死などに興味はないと言わんばかりで。
亀姫ですらも、近衛の発言には薄ら寒さを感じた。


神『だが、何故… 何故、魔王の近衛になっている……!?』

近衛「あはは! やっぱり信じられませんよね。僕もたまに信じられないんです!」


近衛「あいつら、いきなり乗り込んできて、人の世を燃やし尽くしたんですよ? 目の前でたくさんの人が死んだんです。それを見てた僕自身も、死ぬ寸前でしたけどね!」


芝居がかった陽気さ。
本来ならば、笑って言えたセリフではない。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
494Res/366.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice