魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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346: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/05/11(水) 01:14:59.73 ID:ofIrSduQ0

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天空宮殿・最上階
天守閣


神「……やはり、我々が憎いか…? 我らの手を取ることはできないのか…?」

魔王「…………」

神「魔王……?」


魔王は段々と苛立ちを覚え始めていた。
先ほどから胸の奥底に小さなわだかまりが出来ていて、それが魔王の気に障っている。


魔王「そんな言葉を、俺が信じると思うのか」

神「信じてほしいんだ!」

魔王「馬鹿な。魔王が神族の手をとるだなどと――……


口から出てくる言葉が、空々しく感じた。
違和感にも似た嘘くささ。言葉が続かない。




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