魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/02/23(火) 05:41:00.32 ID:zUoOI/kM0
魔王「先ほどの弓隊との攻防にまぎれて接近したのだろう。顔も見ず撃った件は、許してもらうとしよう」クク
獣王「許して貰う必要ナドないのでハ?」
魔王「いや。あのまま走って来られて、そこの穴に落ちる間抜けを見たりしては、本当に笑い転げてしまいかねないと思ってな。攻撃を急いだ」
獣王「……大恥の中デ死ぬよりはそいつもマシだろウ…。許すどころカ感謝するべきダ」
魔王「恥をかくところだった事も知らずに死んだのだぞ。どちらが良かったかなど比べることは出来ないではないか」
獣王「むむ。それもそうカ。なら……せいぜい自分の死に方を悔やんでくれるナよ。魔王様が回避してくださっタ笑い者の死ヲ、無駄にするナ……と」
獣王が、おそらく死体の転がっているだろう曲がり角の向こうに声を掛ける。
魔王は楽しそうに笑い、それからふとまじめな顔をして、こう言った。
魔王「………あちら側に進むのはやめておこう。引き返して別ルートを行く」
獣王「何故ダ?」
魔王「これで床に血文字で無念などと書かれていたら、お前が本当に笑いそうだからだよ」
獣王「……了承しタ」
二人が軽快に走り去った方向からは、また爆音が響く。
魔王と獣達はそうして宮殿内を次々に駆け巡っていった。
――天空宮殿一階、制圧完了。
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