魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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2:しょっぱなから酉間違えた  ◆Z1sKHpgSzY[sage]
2015/09/18(金) 13:49:30.91 ID:oC/slA/z0

御簾を挟んだ向こうで、息を呑む気配がする。
黒い人影はそれを感じ取りながら、またヒタリ、と歩を進める。

御簾の端にある 狐の尾のような房を引くと、ゆっくりと御簾が上がっていった。
伴って、格子から差し込む月灯りも 御簾の奥へと侵入していく。

静かに、隠されていたものが姿を現す。


魔王「…何を怯えている、天使? まだ俺を見慣れぬか?」

天使「……っ 魔王…!」


漆黒の角を生やし、見下ろして微笑む魔王。
純白の羽を震わせ、怯えて見上げる天使。


部屋の中で対峙したのは、両極の存在だった。





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