魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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191: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/12/19(土) 17:33:03.14 ID:KsRRdV6N0

近衛「正門、と言ったところでしょう。何者かの気配はないように思われますが…」

魔王「気配がないと判断したならば、開けるが良い。罠だと思うのならばそれなりに備えろ。指示がなくては動けぬなら、このまま置いていく」


近衛は少し悩み、続けざまにこういった。


近衛「正門であったとして、突然の襲来に大層な罠を仕掛ける暇はなかったはず」

魔王「ほう」

近衛「お下がりください、自分が開けます」


門は、魔王の社殿のものと同じような観音開き。大きさも重さも、ほぼ同等。
近衛はその中心に立って、両の腕で押し開けていく。やはり、反応はない。


魔王「……気をぬくな」


神界の門を腕の広さ分もあけた時だろうか、不意に声を掛けられる。


近衛「・・・っ!」ゾク




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