魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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147: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/12/10(木) 18:12:37.89 ID:IqECF18U0

近衛「亀姫殿は、ニンゲンはお嫌いですか?」

亀姫「どうかしら… でも、いいえ。きっと珍しいだけですの。今となっては、この世界にニンゲンなんて居ないのですもの」


亀姫が嫌悪を露にしないで居てくれる事に、
亀姫の懐の広さや、穏かな人物性を感じる。そして嬉しくも、ありがたくも思う。


亀姫「貴方は希少種で…。そうね、個人的に見れば、私にとっては坊やですわ」

近衛「希少種はともかく… 坊や、ですか」


近衛は思わず小さく笑った。
この世界でニンゲンはどういう存在なのか、そんなものはわかりきっている。

自分にとってこの世界の魔物が“化け物”であったのだから
この世界の魔物にとって、ニンゲンは“気持ち悪い生物”程度に過ぎないはずだ。

それを“坊や”と呼び、変わらずからかってくれる亀姫は、優しい。
なんとなくの気恥ずかしさから、笑みがこぼれてくる。




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