魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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144: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/12/10(木) 18:10:44.61 ID:IqECF18U0

亀姫「ともあれ、その仔が“近衛様が亀姫様をお求めですよ”、なんて言付けたものですから…」

近衛「はは……。実際には間抜けに負った傷の治療を願い出るだけなんて。そういえば魔王陛下にも、先ほど色気ないと言われたばかりです」

亀姫「ふふふ、そうでもありませんわ。…今日は随分と珍しいご衣裳でいらっしゃいますし」

近衛「あ、これは…。やはり片手では着替えづらかったもので。整っておらず、失礼します」


亀姫「ふふ。着崩れた御衣装でこちらにいらしたのですもの、本当に“お求め”なのかと思ってしまいましたわ」

近衛「いえ、その、決して自分はその様なつもりは…!!!」

亀姫「あら…。私などでは、“決してその様なつもりにはならぬ”と仰いますの…?」

近衛「いえ、その。そうではなく……自分は手当てを頼みにきただけで…」

亀姫「ふふふ。ではお手当ては致しますゆえ、どうかお許しくださいませ、ね?」

近衛「そ、その、こちらこそ亀姫殿にこのような頼み事をしてしまい、申し訳なく…!」




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