やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔しているのは間違っている。
1- 20
34: ◆oUKRClYegEez[saga]
2015/09/23(水) 09:50:09.48 ID:eqe/CnbC0
モブA「……で……」
モブB「うんそうそう……」

 会議は進まない。
 進行役が全く機能していないのだ。

 相模なんとか。

 文化祭実行委員長になったのはいいものの、それだけでなにもこの状況を変えようとしない。

 そろそろ会議を本格的に始めないと、本番予定に間に合わなくなってくる――

【選べ
 1, このまま誰かが動くのを待つ。
 2, 自分から積極的に動き、流れを変えようとする。
 3, 「あはは! さがみん、ぼくちんも話に混ぜてよぉ!」的なことを  】

 よし、2だ。

 珍しく即決。
 3については、ツッコまないでおこう。
 その時間すら惜しい――

雪乃「あの、相模さん。 そろそろ会議を始めてもらえないかしら?
   先ほどから始める気配が全くないものだから」

 なんと、選択肢による強制を受ける前に一人の女子が行動していた。
 よく見れば、新学期初めに八幡となにかあった気の女子だ。

 容姿端麗ではあるのだが、その眼光には特筆すべき強さがある。

めぐり「そうだね。相模さん、そろそろ初めてくれるかな?」

 相模の隣の生徒会長(だったはず)が話かける。

 いや、関係ない話だが……なんかこう、あの人を見ているとほんわかしてくる。

 八幡は「めぐりっしゅ☆」とか言ってたような、言ってなかったような……

相模「あ、すみません……
   では、これから文化祭実行委員会をはじめまぁす」

語尾に「www」とつきそうな口調で話し始める相模。

こんなんで本当に大丈夫だろうか?

 なお、雪ノ下が先に行動したため、俺は行動しなくても頭痛はしな――

奏「イタッ!?」

 えぇ!?

 この雰囲気を変えろと!?

 ……しかたない、頭痛止まないし、そういうことなのかな……?

八幡「おい天草、どうした?」

奏「えー、もうちょっと話してよーよーw」

雪乃「天草奏くん、でしたか?
   静かに。会議は始まっています」

 っこえぇぇぇぇっ!!??

 なにこの人!? すごく怖い!

 視線だけで人を殺せそう。

 なに? 写○眼なの?

 まあ頭痛止んだからいいんだけど……

八幡「天草……いくらアレがあったとしても、雪ノ下にケンカを売ることはやめておけ」

 ハイ、深く心に刻みました。

 俺も死にたくないからね。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
516Res/257.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice