やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔しているのは間違っている。
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278: ◆oUKRClYegEez
2016/06/11(土) 22:26:17.37 ID:0ss/DwgJ0
 修学旅行最終日。

 帰りの新幹線を待っているとき、今回の八幡への依頼人と八幡が消えていた。

 秘密の逢瀬、といえばややいかがわしく聞こえるかもしれないが、そんなことは二人に限ってはないだろう。

 この依頼は、八幡と海老名さんだけの秘密にするだろう。

 俺が気づいたことは、海老名さんは知らない。知ったところで、どうもしない。

 俺は、八幡を止めようとした。

 実際には止められなかったが……止めようとしている意志は、八幡にはちゃんと届いていた。

 でも、あいつはやめなかった。

 帰りの新幹線で、俺はだれと話すでもなく、ただぼーっと景色を眺めていた。


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