やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔しているのは間違っている。
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261: ◆oUKRClYegEez
2016/05/29(日) 18:16:44.35 ID:UvbGVtmI0
 竹林の道で会話する。

 ……今は選択肢の効果は出ていない。

結衣「すごいね、ここ……」

奏「足元、灯篭があるんだね」

雪乃「夜になるとライトアップされるそうよ」

 すると先行していた由比ヶ浜さんがはっと後ろを振り返り、

結衣「ここだ! ここがいいよ!」

 と大きな声をあげた。

八幡「何が」

 かな〜り冷たいトーンの八幡に、照れながら由比ヶ浜さんが言う。

結衣「告られる……なら」

八幡「なぜに受動態……」

 ……俺は軽く苦笑して空を見る。

 ――今夜は晴れそうだ。

 ただ、風は秋らしい冷たいものだった。



 夕食の後、みんなで部屋に集まっていた。戸部君の挙動がおかしい。それはもう。恋してるなーって感じの挙動のおかしさだ。

翔「っあー、やっべ……緊張してきた」

 『してきた』じゃなくて『してる』でしょ、という野暮なツッコミはしない。

彩加「なんかこっちまで緊張するね」

 戸塚さ……くんが緊張気につぶやいた。

 というか、本当に一瞬この人が男子部屋にいるのにどきっとするんだけど……今更だけど。

 と、不意に葉山君が戸部くんに一言二言かけて部屋から出ていく。

 それについて行く八幡が気になって、気づいた時にはその後を追いかけていた。


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