やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔しているのは間違っている。
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250: ◆oUKRClYegEez
2016/05/14(土) 22:29:00.22 ID:wvmG+it60
 昨日早く寝たこともあって、かなり早い時間に起きた。

 部屋を出ると、そこには既に由比ヶ浜さんが。

奏「あ、おはよう」

結衣「おはよ、甘草くん。ヒッキー待ってるんだけど……」

奏「……奉仕部のこと? それともなんか個人的な用? なんなら起こしてくるけど」

 すると由比ヶ浜さんは顔を赤く染め、動揺しているのがあきらかな感じで言った。

結衣「ぜ、全然!? 個人的な用、とかじゃなくって……ほ、奉仕部のことでちょっと準備しなきゃなーって思って、朝ごはんキャンセルしたしそのことも言わなきゃなーって……」

 慌てて話す由比ヶ浜さんに言う。

奏「俺も奉仕部なんだし……その話聞いてもいい?」

結衣「あ……甘草くんが奉仕部だってこと忘れてた……」

奏「そ、そう……」

 傷つきました。ええ、とても。

奏「えっと、じゃあ、俺も朝飯キャンセルしてくるから……それから集合でもいい? 八幡、まだしばらく起きないと思うよ」

結衣「あ、うん、わかった。……ごめんね?」

 かるく両手を合わせて上目遣い。

 凄いね、並みの男ならまず惚れる。

 でも俺には……いるからな。片思い。

奏「いいよ、気にしてない。じゃ」

結衣「うん、じゃ」

 軽く俺は手を振って、エレベーターホールに向か――

【選べ

1、女子の階に降りて先生に見つかる

2、外に出て京都の朝の街を全力ダッシュ      】


 流石に1はないだろうと思いつつ……でも、一日ほぼまったく動いてない体にはきっつい選択肢だな、2は……。


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