やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔しているのは間違っている。
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170: ◆oUKRClYegEez
2016/01/17(日) 14:41:30.04 ID:Oi4lgRQu0
 きいいぃぃ……ときしむドア(立ち入り禁止という紙があったが無視)をあけ、俺と八幡は屋上にでた。

 そこにいたのは――

八幡「相模」

 探し人だった。

南「なに?」

八幡「時間がない、用件だけ言うぞ。もうすぐエンディングセレモニーが始まる。実行委員長挨拶をしに体育館に戻れ」

南「どうして? 雪ノ下さんがいる。あの人が代わりにやればいいじゃん」

 言い争いが始まった。八幡に、少し焦りが見える。

八幡「お前の持ってる投票結果を発表しなきゃいけないんだ。早く戻れ」

南「どうして? じゃあ、この紙だけ持っていけばいいじゃん。どうせ私、最初の時みたいにつっかえるだろうし、それなら紙を持って雪ノ下さんや他の人がやった方がましじゃん」

 確かに。

八幡「お前が発表しなきゃ意味ないだろ、実行委員長なんだし――」

 そうだ、ミッション!

 『相模南に、文化祭を完遂させる』は、こういうことか!

 雪ノ下さんに頼ってはいけない、誰かに頼ってはいけない、ただの相模さんが、エンディングセレモニーを完遂しなければいけないのか!

隼人・女生徒A・B「「相模さん(南)!」」

 八幡の手が詰まってきたところで、隼人君が来てくれた。

 彼らの持つリア力には舌を巻く。

 隼人君がここにいるということは、隼人君たちのライブはもう終わっている。

 ……もう、時間はない。

隼人「さぁ、相模さん、みんな待ってるよ」

南「でも……うち……みんなに迷惑かけて……」

女生徒A「そんなのだれも気にしてないって」

女生徒B「そうそう!」

 八幡・俺のペアの時はてこでも動かなかった相模さんの態度がコロッと変わっている。

 リア充、恐るべし。

隼人「さ、戻ろう?」



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