やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔しているのは間違っている。
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168: ◆oUKRClYegEez
2016/01/17(日) 14:40:07.78 ID:Oi4lgRQu0
八幡「時間が時間なだけに、やみくもに探しても見つからん。奏、ちょっと待ってろ」

 そう言って八幡は携帯電話を取り出し、どこかへかけ始めた。

義輝『我だ』

 八幡が手招きし、俺にも会話の内容が分かるようにしてくれる。フリーハンドというやつだ。

八幡「材木座、おまえがいつも一人で時間をつぶすのはどこだ?」

義輝『ん? むぅ? 我は教室にいても邪魔者だから、昼休みなどは図書館か屋上にいるが?』

八幡「そうか……。おまえちょっと、図書館に相模がいないかみてくれないか?」

 八幡は俺の顔を見ながら言ったが、

義輝『おお! この剣豪将軍、材木座義輝に任せろ!』

八幡「お、おお……。じゃ、頼んだぞ。もしいたら、エンディングセレモニーに行くよう言っといてくれ」

 フリーハンドモードで材木座君に聞こえていたようで、返事があった。

義輝『ふむぅ⁉ 我に女子と会話しろというのか八幡⁉ そんな、話かけられるかわからな――』

八幡「ありがとな、材木座! 愛してる!」

義輝『おう! 我もだ』

八幡「うるせえ!きめえ!」

 ぶつっ、と、そこで会話は終わった。



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