利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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711:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2017/04/03(月) 02:58:54.87 ID:awnviBj5o
提督「……そうだな。だが、少しの時間は貰いたい。その間に前へ進めるよう『思い出』にしておく」

利根「うむ。それが良いぞ」

提督「……利根、窓の外を見ないか?」ゴトッ

利根「うん? 夜の海なぞ見てどうするのじゃ?」

提督「いつもやっていただろう。アレだ」スッ

利根「なるほどのう。じゃから椅子を用意したのじゃな。──ほれ、のしかかるぞー」ノシッ

提督「……………………」

利根「……うーむ。違うのう」

提督「やはりそう思うか」

利根「という事は、提督もかの?」

提督「ああ。場所が違うからか、それとも椅子に座っているからか。向こうは汚れた畳の上だったからなぁ」

利根「どうなのじゃろうなぁ……。またあの島に行けば分かるかも知れぬが」

提督「名案だ。行くか」

利根「……なぬ?」

提督「この横須賀鎮守府は、一応ウェーク島を確保している扱いなんだ」

利根「なんと。そうであったのか」

提督「何度か行き来した事から、横須賀の管轄となってしまった。……まあ、あんな東の果てにあるような場所は補給も満足に出来ないから放棄したいくらいなんだが」

利根「ふむ。じゃが、それとの話の繋がりがよく分からぬぞ」

提督「ウェーク島を軍事施設として開発可能か周辺の島々も含めて視察に行くとでも言えば通るだろう」

利根「補給が満足に出来ぬのにか?」

提督「総司令部としては活用できるのであれば活用したいそうだ。あの場所を確保して拠点に出来るのであれば戦線が一気に広がるという考えらしい」

利根「ふうむ」


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