利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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妖怪艦娘吊るし
◆I5l/cvh.9A
[saga]
2016/12/25(日) 04:48:02.84 ID:gfxgnvvZo
利根「──のう提督よ。サンタになってみる気はあるかの?」カリカリ
提督「……執務中だというのに、いきなりどうした利根?」サラサラ
利根「何。簡単な事じゃ。一部の者達がクリスマスを楽しみにしているようでな」カリカリ
提督「なるほど、そういう事か。……しかし、今からプレゼントなど用意できんぞ。そもそも、娯楽品を手に入れる事自体が難しい事から、希望の品を渡す事もままならない」サラサラ
利根「そこは提督という権限でどうにかしてやってはどうじゃ?」
提督「馬鹿を言え。また島流しされたいのか?」
利根「やはりそうなるよのう……」
提督「……しかし、どうしてまたそんな話をしたんだ? プレゼントを欲しがっている子でも居たか」
利根「まあ居る事は居たが、少数じゃな。単純にクリスマスの雰囲気を知りたいという者が多かったのじゃよ」
提督「ふむ……」
利根「そこで気になったのじゃが、どうして提督はクリスマスに何かイベントをしたりしないのじゃ?」
提督「クリスマスは、深海棲艦が現れる前に戦争していた敵国の祭りだからだ。敵国の祭りで祝うなど士気の低下に繋がりかねんと判断して一切の手を付けていない。むしろ、祝っているのを上層部に知られでもしたら面倒だ」
利根「ほー。初めて知ったぞ。むしろ、深海棲艦と戦う前に戦争などしておったのか」
提督「……そうか、お前達は知らないのか。一応この国は枢軸国として、ドイツなどと共にアメリカやイギリスなどの連合国を相手に戦っていたぞ」
利根「過去形なのじゃな」
提督「今はそれどころではないからな。連合はおろか、枢軸にすら連絡が取れん。近くにある国ですら人を確認できていない。深海棲艦によって殲滅された可能性は大いにあるだろう」
利根「なるほどのう。……話は戻すが、お菓子を配る事も難しいかの」
提督「菓子か。ふむ……。それならば士気向上という建前も得られる。それに、実際に皆が喜ぶだろう」
提督「あと、お前も喜びそうだ」チラ
利根「むむ。我輩はお子様ではないぞ?」
提督「そうか。──では、間宮たちに頼んで25日に配る菓子を用意して貰うか」
利根「ちなみに、どんな物を配るのじゃ?」
提督「そうだな……。出来れば、普段とは違う菓子が良いな。その方が皆も喜ぶだろう。そこは間宮たちと一緒に相談でもしよう」
利根「ほうほう」
提督「さて、では間宮たちと話す為に執務をさっさと終わらせるとしよう。利根、ついてこいよ」サラサラサラサラサラ
利根「ぬぁ!? そ、そんなに速く処理など出来ぬわ! 腕が早送りしているみたいじゃぞ!?」カリカリカリ
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