利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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620:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/11/17(木) 06:11:03.89 ID:3cgKq1PEo
提督「……ポーカーフェイスには自信があるつもりだったが」

瑞鳳「……いつも提督の顔色を伺っていたから、なんとなく分かっちゃうの」

提督「そうか……」

瑞鳳「えっと……私、痛い事は好きなの。だから、もしそれで気が紛れるなら、いつでも良いですよ?」

提督「馬鹿を言うんじゃない」

瑞鳳「本当なの。……最初は痛い事は嫌だったし逃げ出したかったけど、いつの間にか『痛い』って感覚は生きてる証に感じて、生きてるって分かる事が好きになって……」

提督「……………………」

瑞鳳「私なら大丈夫です。自分で自分の小指を切る事も出来るから、ね?」

提督「自分の、指を……?」

瑞鳳「うん。そうしなかったら、私の代わりに他の艦娘の指を切り飛ばすって言われたから……」

提督「……瑞鳳、もっと近くに来なさい」

瑞鳳「? うん」トコトコ

提督「おいで」スッ

瑞鳳「え? 腕の中……良いんですか……?」

提督「ああ」

瑞鳳「……うん!」ソッ

提督「こうされるのと、どっちが好きだ?」ギュッ

瑞鳳「んっ……。こっち、かな?」

瑞鳳「痛いのも良いけど、こうやって、誰かの心臓の音を感じるのも……好き。痛いくらい抱き締められるのって、もっと欲しくなる痛みだから……。それに、心臓の音を聞いてると、生きてるんだなって思えるの……」スリ

提督「……そうか」

瑞鳳「うん……。気持ち良くて、優しくて、あったかいから、凄く好き……。もしかしたら癖になるかも」



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