利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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590:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/10/27(木) 16:42:58.35 ID:n4pu7Ko0o
空母棲姫「……理由は分かりましたが、やはりそれでも反対です。私に兵装を持たせるという事は危険極まります」

提督「その事についてだが、私は兵装を完全に排除する方が危険だと思っている。先の防衛戦は空母棲姫が索敵をしてくれなければ負けていただろう」

金剛「その点については私も同意デス」

利根「そうじゃな。間違いなく負けておる。戦況が常時分かっておったから突っ込み時も引き際も分かっておれたからのう」

空母棲姫「それ、は……」

提督「空母棲姫、こう考えてくれないだろうか。艤装の解体はいつでも出来るが、手放した艤装は二度と帰ってこない。ならば一旦保留にしておこう──と」

空母棲姫「ですが……」

提督「ふうむ……。ならばこうしよう。一つ、艤装は私が預かっておく。必要時以外は空母棲姫が触れる事を禁ずる。二つ、空母棲姫が艤装を使用する際は私の許可と共に私の管理下である事。……これでどうだ?」

空母棲姫「…………考えさせて下さい」

提督「ああ。ゆっくり考えると良い」

空母棲姫「はぁ……やっぱり貴方には勝てそうにありません……」

提督「これでも鎮守府を預かる者だからな」

ヲ級「それにしても、どうして、姫は、艦載機、使えたんだろ?」

空母棲姫「そればっかりは分かりませんね……一体何があったのか……」

利根「……む? そういえば、前に負のエネルギーがどうのと言っておらなんだか?」

提督「ふむ。確かに言っていたな。その負のエネルギーが枯渇した、とかか?」

空母棲姫「なるほど、筋は通っています。貴方達と出会ってから怒りも後悔もほとんど感じていませんし、レ級と戦闘に入った時なんて怒りで我を忘れていましたし」

利根「その負のエネルギーが無くなったから艦娘からも深海棲艦と見られぬのかものう」

提督「……関係あるのか?」

利根「あるやもしれぬぞ。深海棲艦は見れば分かるし敵と判断できるが、空母棲姫とヲ級の二人は島の頃はともかく、今は敵と感じられぬ上に深海棲艦と識別できぬ。昨日戦った深海棲艦は深海棲艦と分かった事から、可能性は高いのではないか?」

提督「ふむ……。そうだな。確かに可能性は高い。これからは頭に置いておこう」


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