利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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537:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/10/08(土) 00:03:13.74 ID:bzbRZr5uo
空母棲姫「…………」

レ級「やはり、我々や艦娘だけでは何も出来ないようだ。可能性という鍵を握るのは、いつも人間か……」

空母棲姫「…………」

レ級「これだから面白いんだ……人間って……ヤツ、は…………」カクン

空母棲姫「! ……死亡、確認しました。終わりましたね」

提督「いや、もう一つだけ残っている」チラ

下田提督「クソ……クソックソックソッ……」

空母棲姫「……そうですね。動けないようにしなければいけません。何か縛る物でもあれば良いのですが……」

提督「いや、まずは武装解除からだ。銃でも持っていたら面倒だ──」

下田提督「! クク……ククク……! そうだった……俺にはまだ、これがある!! こうなったら貴様も道連れだ横須賀の提督!!」ゴソッ

空母棲姫「!! ダメッ!!」ダッ

提督「──だから頼んだぞ。金剛、利根」

金剛「──イエス、テートク」ブンッ

利根「──了解じゃ」ブンッ

ガンッ──!!

下田提督「ガ……ッ……」

ドサッ……

金剛「……完全に気絶しまシタ。これでもう安心デス」

空母棲姫「……はあぁぁぁぁ…………」ペタン

提督「どうした、空母棲姫」

空母棲姫「…………身動きも取れなくて殺されそうになった貴方が、どうして一番落ち着いているのかしら、もう……。私は、最後の最後で守りきれなかったのかと……」

提督「金剛と利根の動きには気付いていたからな。後は気を逸らしてやってから殴り倒して貰うだけだったという訳だ」

空母棲姫「もし先に撃たれたらどうするつもりだったのですか……」



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