利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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536:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/10/08(土) 00:02:44.44 ID:bzbRZr5uo
空母棲姫「逃がさん」

ゴォン!!

レ級「────ッ!? 主砲、機能停止だと……?」

下田提督「…………!!」

提督(……どこから爆弾を積み込んでいるのかは不明だが、分かった事がある。空母棲姫が兵装を持つ事に反対していたのは、こういう事か)

提督(防御も回避も意味が無いほどの接近戦とはいえ、たった一機の艦載機……それだけでレ級を上回る戦闘力、か……)

レ級(対空砲と副砲は──)ダダダダンッ!!

空母棲姫「…………」ガガガガンッ

レ級(──やはり無意味に近いか。艦載機も読めない動きと近さで砲塔の旋回すら間に合わん……)

ゴォン!!

レ級(ッ……機関にもダメージ……これでは海に出たとしても逃げる事は叶わないだろう)

レ級(この劣勢を覆す事は、不可能だ──)

ガォン──ゴォン──ゴォン──……………………

レ級「……見事だ」

空母棲姫「…………」

レ級「よもや、あの島の時と立場が逆転するとは……。何が貴様をそこまで突き動かす。提督という存在を欲するからか。それとも、ただの復讐か」

下田提督「何やってんだ……何やってんだレ級!!! 至近距離で戦艦が空母に負けてんじゃねえぞ!!」

レ級「黙れよ。茶番はもう終わりだ。貴様とは互いに利用し合うだけだった関係を忘れるな」

下田提督「…………ッ!」

レ級「……早く答えろ。こちらの時間はもう残り少ない」

空母棲姫「……単純な事だ。私は、あの方に救われた。ならば、私もあの方を救うのは当然だ」

レ級「ただそれだけか?」

空母棲姫「……心地良かったのもある。暗い海の底に沈み、怒りと復讐しか感じなかった私に……優しさを思い出させてくれた。それだけでなく艦娘としての悦びすら……与えてくれました。それが理由よ」

レ級「……そうか」


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