利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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528:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/09/26(月) 23:30:22.32 ID:ZyK9hbAvo
レ級「戦闘中に余所見はイケナイねえ!! ほらもうイッパァツ!!」ドォン!

利根「ガ、ハッ──!!」

響「くっ……!!」タァンッ!

カァンッッ──!

レ級「うぅん? そんなちっこい砲で戦艦が落とせる訳……ないよねぇ!?」ドッ!

響「っぁ……!」

提督「…………!!」ギリィッ

下田提督「さぁて……残るはお前だけだ。まあ、なんも兵装が無いお前なぞ怖くは無いがな」

瑞鶴「こ、この……卑怯よ!! 妥協点を話すってアンタ言ったじゃないの!!」

下田提督「戦争に卑怯もクソもあるか馬鹿。勝てば官軍、負ければ賊軍。それに、こういうのは奇襲って言うんだよ、分かるか?」

瑞鶴「どこがよ! 卑怯者!! 卑怯者卑怯者!!!」

下田提督「なんとでも言え。俺にとっては褒め言葉だ。……そんな事より、よく分かったなレ級。やっぱりお前とは気が合うようだ」

レ級「ま、言葉の端々に違和感あったしねぇ。本当に自分の身だけを考えているなら私を売った方がよっぽど確実だし? そう考えたら、もう何を考えているのか分かるってもんでしょ!」

金剛「っ……!! く……っ!」ググッ

レ級「あらら。やっぱり戦艦は戦艦って所かな? そこの重巡と駆逐は一発で物言わなくなったってのにさぁ」

下田提督「ま、立とうとするのが限界みたいだから変わらんだろ」ガッ

金剛「カ……ハ……」ガクッ

下田提督「さて、と……じゃあそこの瑞鶴も仕留めてから行くとするか」

レ級「んー? この艦娘に呼びに行かせたら良いんじゃないの?」

下田提督「さっきの砲撃音で異変に気付かれたはずだ。こいつらみたいに自分達の提督を死なせてでも俺達を殺そうとしてきたら、今度こそ勝ち目なんて無えぞ」

レ級「ああ、それもそっかぁ。じゃあ、おねんねしていようねぇ!」ジャキッ

瑞鶴「え……?」

レ級「……あ?」チラ


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