利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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525:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/09/26(月) 23:28:48.29 ID:ZyK9hbAvo
空母棲姫「……ハァ」

空母棲姫(私は……これからどうやって役に立てば良いのかしら……)チラ

空母棲姫「……この艦載機だけが、私の取り得だったのに」

空母棲姫(意識の連結が切れる寸前に反転させたから一機だけ回収する事が出来たけれど……私はもう、この子を扱う事が出来ないのよね……)

空母棲姫「どうして……いきなり……」

ヲ級「姫、元気、出して?」テテテ

空母棲姫「! ……手当てはどうしたのかしら?」

ヲ級「あと、一人だけ、だよ」

空母棲姫「なら、その子の手当てをしてあげなさい。私に構っている暇なんて無いでしょう?」

ヲ級「今から、手当て!」チョコン

空母棲姫「…………どういう事なの?」

ヲ級「姫、辛そう。だから、お悩み、相談?」

空母棲姫「────────」

ヲ級「……ダメ?」

空母棲姫「……そうね。だったら、少しだけ聞いて貰えるかしら」

ヲ級「うん!」

空母棲姫「…………」

ヲ級「…………」ジー

空母棲姫「……私は、この鎮守府に居させて貰えるだけの役割を果たそうと考えていたの。──いえ、今でもそう思っているわ」

ヲ級「…………」コクコク

空母棲姫「本来ならば、貴女も私も沈められていておかしくないでしょうね。艦娘からも深海棲艦からも敵という立ち位置の私達を、あの人は救ってくれた……その恩は、何かの役に立ち続けるという事で返せる、はずだった」

ヲ級「…………」


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