利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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498:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/08/25(木) 21:52:26.17 ID:+KnFEa/ao
空母棲姫「確かに疲れはありますが……それにしても妙な感覚です。今まで手に持っていた物が、まるで霧になっていっているような……」

提督「……空母棲姫、ここで作戦を休止する。まずは休憩を取れ」

空母棲姫「いえ、それには及びません。疲れとは言っても多少です。……こんな感覚は今まで初めてなので、もう少し調べておきましょう。何が原因でこのような症状が出ているのかを究明する必要もあります」

提督「……………………大淀、間宮のアイスクリームの手配を。五分くらいは休憩を与えたい」

空母棲姫「その五分すら今では貴重よ。他の策が欲しいわ」

提督「ならばヲ級と交代だ。ヲ級も夜目が……いや、確かヲ級はあの艦載機が使えなかったか」

空母棲姫「ええ。意識の連結が出来ないと言っていました。この鎮守府でこの艦載機を使えるのは私だけです」

提督「……やはり作戦を休止だ。お前に何かがあってからでは遅い」

空母棲姫「……………………」

提督「……空母棲姫?」

空母棲姫「待って。今、鎮守府の近くで何かが動いたわ」

提督「敵か?」

空母棲姫「──いえ、艦娘ですね。確かあれは……瑞鳳という子だったでしょうか。ボロボロの状態です」

大淀「瑞鳳……? この鎮守府には居ないはずですが……」

提督「……キナ臭いな」

大淀「え?」

提督「空母棲姫。瑞鳳が現れたのはどこからだ?」

空母棲姫「南西の方角ですね。海ではないわ」

提督「どんな様子だ?」

空母棲姫「心ここに在らず……かしら。歩くのも辛そうよ」

提督(……南西の方向には下田鎮守府がある。そして、歩くのも辛そうにしている、と……。私の思い過ごしか……?)

提督(それに、金剛や瑞鶴、響と同じように逃げてきたのかもしれないのか……)


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