利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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490:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/08/12(金) 18:45:10.84 ID:gSxcb4P/o
大淀「……賛成します。そうでなければ、私達に待っている未来は全滅です!」

空母棲姫「今言っていた方法で制空権を取って追い払うというのはダメなのかしら」

提督「今の状態で制空権だけを取っても、自棄を起こされて全軍突撃なんてされてはマズい。やるならば相手の戦力を大幅に削ってからだ。それならば勝機がハッキリと見えてくる」

空母棲姫「そういう事でしたか。それならば私も賛成します」

提督「では、作戦を通達しよう」カチッ

提督「……全艦娘に指示を与える。まず──」

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下田提督「奇襲を受けただと!? そんな馬鹿な!! どこからだ!?」

レ級『陸からだな……。奴ら、艦娘を陸で移動させて横殴りしてきたようだ。左翼は全滅。反射的に反応したこちらも陣形を崩して烏合の衆となり、先遣隊の八割が壊滅した』

下田提督「ちっ……! 敵の被害は!!」

レ級『大破が十数隻といった所か。残念ながら撃沈には至っていない』

下田提督「くそ!! こうなれば数で押し潰すぞ!! 艦載機を全機発艦して空から絨毯爆撃しろ!!!」

レ級『……了解した』

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空母棲姫「敵、艦載機を大量投入! 如何なされますか?」

提督「防空体制だ。防空射撃後に戦闘機で迎撃だ。大淀、大破した艦娘には『逃げる事だけに集中して、必ず母港へ帰投せよ』と、もう一度強く後押ししろ。これは思ったよりも楽に進むぞ」

大淀「はい!!」

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レ級『航空隊が壊滅した』

下田提督「どういう事だ!? いくらなんでも壊滅するなどおかしいだろ!」

レ級『防空射撃による荒削りの後、戦闘機部隊によって壊滅された。……恐ろしい奴だ。先ほどの爆撃機に偽装していた戦闘機をまだ隠し持っていたとは』

下田提督「くっ……!! そうとなれば、捨て身で攻撃させろ!! こっちは何隻かがあいつの母港の近くまでいければ勝ちなんだ!! 潜水艦部隊には敵戦艦を狙うようにしろ!」

レ級『……そうだな。そうしよう』

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