利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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396:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/05/23(月) 19:19:49.63 ID:kMfYaA4Ao
金剛「──二日後に、私をデスか?」

提督「ああ。幽霊騒ぎもほとんど収まってきている。そろそろ金剛をこの部屋から出しても良いだろう」

金剛「……大丈夫でショウか」

提督「……正直に言うと、初めは一悶着があるだろう。だが、大きな問題にはならないと信じている」

金剛「ならないではなく『信じている』なのデスか?」

提督「そうだ。確実だとは私も自信を持って言えない……だが、私はあの子達を信じる。きっと理解してくれる、と」

金剛「──ハイ。私も、テートクとこの鎮守府に居る皆さんを信じマス」ニコ

提督「ああ。きっと大丈夫だ」

金剛「……ところでテートク。そろそろもう一人の私とお話ししマスか?」

提督「嬉しい申し出だが、無理はしていないか?」

金剛「ハイ。今日も調子はベリーファイン、デス!」

提督「…………」

金剛「……あの、テートク? どうかしまシタか?」

提督「いや、一つ気になった事があってな」

金剛「気になった事、デスか?」

提督「うむ。意識を引っ込めた方とも会話が出来るのか、とな」

金剛「えーと……?」

提督「つまり、お前と中に居る金剛と同時に話す事は可能かどうか、という疑問だ」

金剛「んー……似たような事ならば出来ると思うデス」

提督「というと?」

金剛「表に出ている方が、中に居る方の言葉を代弁するという方法デス」


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