利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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妖怪艦娘吊るし
◆I5l/cvh.9A
[saga]
2015/10/02(金) 20:09:20.26 ID:LN99fSJ5o
金剛「……全弾、撃ち終わりまシタ」
提督「よくやった。──だが、後で説教だ。自分から殺されにいこうとするのは何事だ」
金剛「テートク、それは人の事を言えないデスよ?」
提督「お前の場合は完全に巻き添えを貰いにいこうとしただけだろう。拾える命は大事にしろ」
金剛「ぅー……。納得できないデース……」
提督「……あと、礼を言わなければならないな。二人とも、顔を出しても良いぞ」
空母棲姫「はい」スッ
ヲ級「うん!」ヒョコッ
電「く、空母棲姫……なのです……」ビクビク
雷「もう一人はヲ級だけど……あれ絶対に改装されたヲ級よね……」ビクビク
暁「レ、レレディなら、怖がったりしないわ……!」ビクビクビク
響(ああ……やっぱり何も知らなかったら怖いんだね……)
グラッ……
ヲ級「わっ、と」
ズゥン──……
提督「……ボロボロだな。柱が倒れるとは」
ヲ級「ご、ごめんなさい……」オロオロ
提督「いや、どうせ鎮守府を建て直すまでには倒れていただろう。むしろ、今倒れたからこそ怪我人が出なかったかもしれん。気にするな」
ヲ級「ほっ……」
雷「……なんだか今までのイメージと全然違うわ」
電「とっても普通なのです……」
空母棲姫「その深海棲艦の上に倒れてくれたら良かったのだがな。あと数センチ違えば……」
提督「……後始末が大変そうだ」
空母棲姫「それもそうですね」
暁(……あれ? この空母棲姫ってどっちが素の口調なのかしら……?)
提督「さて、一先ずだが私はレ級の後始末をしよう。各員は入渠後、安全な区画で疲れを取ってくれ。金剛への説教は陽が昇ってからだ」
全員「はいっ!」
利根「では、我輩も提督の手伝いをするとしようかのう」
提督「そうか。手伝ってくれるとありがたい」
レ級「……………………」
ガギッ──!!
提督「!!」
レ級「……やっぱりさ、やるもんじゃないね。慣れない事は」
利根「な、なんじゃぁ!? 柱に手を突っ込んだぞ!?」
金剛「あんな状態でも動きマスか……!」
ブンッ──ズゥンンッ!!
提督「鉄筋コンクリートだぞ……! 化け物か……!!」
レ級「これだから面倒なんだ。こいつらみたいな奴は……」
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