利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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373:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/05/04(水) 21:41:03.31 ID:AlRXC7gio
提督「──それで、1編隊には少しばかり多いが、この髑髏型偵察機を誰が使うかだが」

空母棲姫「飛龍がするべきです」

ヲ級「久し振りの、艦載機……!」ワクワク

飛龍「空母棲姫さんが一番だと思います」

利根「我輩は水上機しか分からぬからパスじゃ」

提督「……見事に意見が分かれてしまった」

空母棲姫「飛龍……なぜ私を候補に挙げたのかしら?」ジィ

飛龍「だって、この中で艦載機運用能力が一番高いのって空母棲姫さんだからですよ。……悔しいですけど、私では同じ条件で勝てそうにありません」

利根「……まあ確かに、制空権を確保されているのにも関わらず的確に相手へ攻撃を仕掛けるなどという芸当が出来るのはお主くらいじゃのう」

ヲ級「んー、そうだよね。姫、やろ?」

空母棲姫「…………」

提督「だそうだが、どうする空母棲姫?」

空母棲姫「……悩みます」

ヲ級「どうして?」

空母棲姫「敵である私に兵装を本当に与える直前にまで来てしまった事と、提督を説得出来るという自信がほとんど無くなってしまって私が折れてしまいそうだからよ……」

提督「よし。そのまま折ってしまおう」

空母棲姫「軽々しく言わないで下さい……」

提督「ふむ……。──空母棲姫、私に力を貸してくれないだろうか。今の私には、お前の力が必要だ」

空母棲姫「……その言い方はズルいです。断れないじゃないですか……」

提督「私はズルい人間だよ。──そして飛龍にも頼みがある」

飛龍「? なんですか?」


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