利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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348:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/04/07(木) 18:30:23.84 ID:FqZl1Y2ko
利根「……………………」

提督「落ち着いたか?」

利根「……それなりには落ち着いたのじゃ」

金剛「まるでスカードな夢でも見た子供のようでシタ」

利根「こうなるのも仕方がなかろう……。まさか、お主とまたこうして話せるなどとは夢でしか出来ぬと思うておったのじゃぞ」

金剛「私もお話できて嬉しいデス。お二人が帰ってきてから伝えたい事もありマスしね」

提督「伝えたい事?」

利根(……恨み言か何かじゃろうか)

金剛「ハイ。──まず言わなければならない事として、私……いえ、瑞鶴も響も、二人の事を恨んでなんていないデス。沈んだ私が言うのデスから確実ネ」

利根「────」

金剛「二人とも、私達の事を引き摺らずに立ち直って欲しいデス」

提督(──その言葉は……)

金剛「二人なら必ず立ち直れマス。私はそう信じているネ。……ただ──」

金剛「──私達の事、忘れないで下さいね?」

提督「────────」

金剛「これが、私の伝えたい言葉デス。きっと、瑞鶴や響も同じ事を思っているはずデス」

提督「……金剛」

金剛「ハイ、どうかしまシタか?」

提督「すまん……」ギュゥ

金剛「ん……。あったかいデス……」ソッ

提督「少しだけ……このままで……」

金剛「ハイ。喜んで」

利根(……ああ、なるほどのう。これには敵わぬ。敵うはずがないのじゃ)

利根(やはり、提督には金剛が必要なのじゃな。……うむ。良い雰囲気じゃ)


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