利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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325:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/03/14(月) 19:55:33.43 ID:623KBLNVo
ヲ級「♪」パクパク

瑞鶴「ほら、口に欠片がくっついてるわよ」ソッ

ヲ級「ん、ありがと!」ニパッ

瑞鶴(……可愛いなぁ)ナデナデ

響「また美味しくなってるよ、金剛さん」モグモグ

金剛「喜んで下さったようで何よりデス」ニコニコ

空母棲姫「……どうしてこうなったんだ」

利根「何がじゃ? そんなに不思議な事かの?」

長門「……まあ、普通ではないのは確かだろう」

提督「そうだな。そこは否定しない。利根がこんな時間まで起きているのもかなり珍しい」

利根「何か目が冴えてのう」

空母棲姫「……………………。……しかし、本当に私達を呼んでも良かったのですか? 移動している途中で私達が見付からないとは限りません」

提督「なるべく見付からないよう手配している。もし見付かっても私の子達ならば理解してくれるだろう。……流石に一度に大勢へ見付かると混乱はすると思うが」

空母棲姫「もう……またそうやって楽観的に……」

利根「む? むむむ?」モグ

瑞鶴「? どうかしたの、利根さん?」

利根「いやなに。このクッキーが何かどことなく懐かしいような気がしてのう」モグモグ

響「懐かしい?」

利根「うむ。どこかで食べたような気がするのじゃが……うーむ?」

瑞鶴「提督さんも食べたら分かるのかしら」

提督「……すまないが、私は甘い物が苦手でな」

瑞鶴「あ、そうだった……」

響「こっちの甘くないのはどうかな?」

提督「ふむ。そっちはまだ口にしていないから食べてみよう」

長門「…………」

空母棲姫「どうした。今日はやけに静かだな」

長門「……まあ、私もそういう日くらいある」

空母棲姫(……何かあったのでしょうね。けれど、あまり言いたくない事なのかもしれないから、ひっそりとしておきましょうか)

利根「どうじゃ、提督よ?」

提督「……確かにどことなく懐かしいような気はするが、いまいち分からん」

利根「ふうむ……そうか……」

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