利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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323:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/03/14(月) 19:53:33.99 ID:623KBLNVo
大佐「……いやはや驚きました。あの長門が言う事を聞いているとは。どのような手段で大人しくさせたのですか?」

提督「私は特別な事などしておらんよ。逆に、どういう問題があったのか私には分からなかったくらいだ」

大佐「…………」

提督「大佐、君の鎮守府の話は聞いている。もう少し艦娘を大切にしてみてはどうだろうか。長門は大佐への愛想が尽きたとは言っていたが、まだ待っているようだったぞ」

大佐「……………………」

提督「艦娘が心を開いてくれれば、必ず大佐の良き戦力となろう。騙されたと思っても良い。まずはやってみないか?」

大佐「……考慮しておきます」

提督「そうか。……む?」

大佐「…………!」

提督(……下田の艦隊は二隻目の戦艦が大破か。残る有効的な攻撃手段は空母のみで、こちらの艦隊は損傷軽微。これは勝敗が決したか)

大佐「…………」

提督(制空権もこちらが完全に確保した。これで詰みだ。──ああ、とうとう降参したか)

大佐「…………」イラ

提督「大佐、君がどういう指示を彼女達に出したのか私は知らない。だが、数年前と今回の演習を見れば分かる。出来れば細かな指示を出してやってくれ」

提督「そうでなければ、勝てる戦も勝てなくなってしまうぞ」スタスタ

大佐(あの馬鹿共が……! こいつに勝てないのはいつもの事だが、降参するとは何を考えているんだ……!! まったくもって不愉快だ!)ツカツカ

大佐(大体こいつもこいつだ。長い間、提督の椅子から退いていたというのに、いきなり帰ってきたと思えばまた中将の椅子に座っていやがる。なんの嫌がらせだ)

大佐(ああクソが……。向こうの駆逐艦共が嬉しそうにアイツに手ぇ振っているのを見ると虫唾が走る)

大佐(はー……壊してぇ)

大佐(俺は安全な場所から姿も声も見せずにこいつらが苦しんでもがいて抗っているのを淡々と見ていたい)

大佐(はー……そんな方法でもありゃ良いのに……)

長門「…………」ジッ

大佐(……あ? 何見てんだあいつ)

長門「……………………」フイッ

大佐(クソが……。たかが兵器の分際で哀れんだ視線を送ってきやがって……。…………あー、そうか。長門は待っているとか言っていたな。俺の様子を見ていたって所か。まあ、今ので完全に愛想も尽きただろうし、もうどうでも良いわ)

大佐(はー……壊してぇ……)

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