利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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268:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/02/06(土) 18:59:45.07 ID:7SUR/2U5o
響「……………………なんだか、私や司令官みたいに見えるよ。誰かが見ている時は至って普通のようにしているのに、夜になって見る人が居なくなったら暗くて冷えてしまっている姿を見せるから」

提督「……そうか」

響「…………」

提督「…………」

響「金剛さんや瑞鶴さんも、同じなのかな……」

提督「……それは二人に聞いてみないと分からないかもな」

響「うん……」

提督(…………ん?)チラ

長門「──二人してこんな所で何をしているんだ?」

響「! ……海を見ていたんだよ」

長門「なぜまた夜の海なんかを……。暗くてほとんど何も見えないだろう?」

響「なんとなく、かな」

提督「そうだな。なんとなくだ」

長門「……はぐらかしているように感じるが、まあ良いか」

提督「お前こそ、こんな夜中にどうしたんだ?」

長門「少し夜風に当たりたくなってな。時々だがこうやって夜、外に出ているんだ」

提督「そうか。意外だな」

長門「……意外か?」

提督「就寝と起床のどちらも規則正しくしていそうなイメージがある」

長門「なるほど。出来れば私もそうしたいものだな」


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