利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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228:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/01/19(火) 17:28:42.54 ID:06b6WQ4uo
提督「……飛龍」

飛龍「?」

提督「隣に来て貰っても良いか?」

飛龍「勿論です」スッ

提督「……怖くないのか?」

飛龍「あの時の提督でしたら少し怖いですけど、今は全然です」

提督「……そうか。嬉しい事だ」

飛龍「……提督。一つだけ、失礼な事を聞いても良いですか?」

提督「酒のせいで滑ってしまうのも無理はないだろう」

飛龍「くすっ……。……今も、苦しいですか?」

提督「そうだな……。苦しい事には変わりない。だが、この苦しみはいつか時間が忘れさせてくれるだろう。苦しみは時間によって昇華され、記憶になるだろう」

飛龍「……後ろ、失礼しますね」スッ

提督「ああ……」

飛龍「…………」ギュゥ

提督「抱き付いてきてどうした?」

飛龍「少しくらいでしたら、こうする事で和らぐかな……と」

提督「そうか……」

飛龍「はい……」

提督「……温かいな」

飛龍「お酒で火照っていますから」

提督「なるほど。ならば、もう少し火照らせてみようか」

飛龍「……これ以上のお酒は、めっ──ですよ? 明日のお仕事に響いちゃいます」

提督「その点は安心しろ。──飛龍、後ろを向かせてくれ」

飛龍「え? は、はい」ソッ

提督「…………」クルッ

飛龍「…………?」


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