利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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226:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/01/19(火) 17:27:29.81 ID:06b6WQ4uo
提督「基本的に酒は誘われた時のみにしているのでな」

飛龍「……初めて知りました。辛口のお酒がお好きですから結構飲んでいるのかと思っていましたよ。──あ、温かさはどれくらいが良いですか?」

提督「熱燗で頼む」

飛龍「はい。少し待っていて下さいね」

提督「……しかし、酒か。もう何年も口にしていないな」

飛龍「ずっとあの島で暮らしていましたからね。ここに戻ってきても忙しそうにしていて、それ所ではありませんでしたし」

提督「なるほど。だから酒の誘いが無かったのか。帰ってきたら酒の一杯や二杯はあるやもしれんと思っていたから不思議に思っていたぞ」

飛龍「忙しい所にお酒の話を持っていったら叱られちゃいそうですからね。最近は利根さんの教育だーって感じですから誘いづらいんだと思いますよ」

提督「そのおかげで色々と集中できて助かっていたよ」

飛龍「皆さん、良い方ですからね。提督の教育の賜物ですよ。──はい、熱燗です」スッ

提督「ありがたい。私の教育もあるだろうが、何よりもお前達が良い子だからだ」クイッ

提督「! ふむ。すっきり切れるな。この濃い辛さも美味いものだ。加賀が好くのも分かる」

飛龍「お気に召したようで良かったです。このお酒は特に燗で飲むのが良いお酒らしいですよ」

提督「ああ。これは飲むだけで燗が良いと分かる。そこまで酒に詳しくなくても分かる程だ。ほら、飛龍も飲んだらどうだ」

飛龍「私はさっき飲んで──あっ」

提督「うん?」

飛龍「……飲みたいのは山々なのですが、あともう一押し欲しい所ですね」

提督「なるほど。ならば飛龍、私と酒に付き合ってくれ」

飛龍「はい、喜んで!」

提督「ほら、器を持て」スッ

飛龍「ありがとうございます。──ふぅ……やっぱり、お酒はこういう辛いのを熱燗で頂くのが一番です」ホゥ

提督「もう一つ辛くしてみるか? 飛びきり燗でな」

飛龍「流石にそこまで辛くするのは……。私では無理でした……」

提督「冗談だ」

飛龍「もう……」

提督「くくっ」

飛龍「えへへ」


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