利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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220:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/01/15(金) 17:00:35.53 ID:WK+LXA78o
加賀「そうよ。私だったら、紅茶を淹れるなんて事できないもの」

飛龍「……気付いてたんですか」

加賀「案外、分かるものなのよ。紅茶も香りを楽しむものでしょう?

飛龍「…………」

加賀「……私だったら、腫れ物を扱うように紅茶へは手を出さないわ。例え、提督が望んでいると分かっていても気付いていない振りをするでしょうね」

加賀「だから飛龍。提督の事、お願いするわ」スッ

飛龍「あれ、今日はもう良いんですか?」

加賀「程々にと言ったのは貴女よ」スタスタ

飛龍「えっと……残ったお酒はどうするんですか?」

加賀「提督と一緒に飲みなさい。あの方の事だから、帰ってきてから一滴も飲んでいないのでしょう?」

飛龍「ええっと……」

加賀「貴女はここで待っていると良いわ。……それに、きっと提督もそれを望んでいるはずよ」

ガチャ──パタン

飛龍「加賀さん……。────あ」

飛龍「そっか……利根さんも、加賀さんと同じで……」

飛龍「…………私なんかで、本当に良いのかな……」

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