利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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216:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/01/15(金) 16:58:31.57 ID:WK+LXA78o
飛龍「昔の話、でしたよね」コトッ

加賀「……ええ」チラ

飛龍「大丈夫ですよ。ここは誰も使っていない部屋です。誰かが来るなんて事はまずありません」

加賀「……そうよね。来ないわよね」

飛龍「?」

加賀「なんでもないわ。……飛龍、貴女は提督が居なくなった時の事を覚えているかしら」

飛龍「……それは勿論」

加賀「……本当、前にも言ったけれど、提督が壊れていると気付かなかった事がおかしかったわ」

飛龍「前にも言ったじゃないですか……それは仕方が無いですよ」

加賀「それでも、よ」チビ

飛龍「……あの時の提督が何をしていたのかを知っているのは、まだ私達だけですよね」

加賀「そのはずよ。貴女が情報を漏らしていなかったらの話だけれど」

飛龍「誰にも言えませんよ。……言える訳ありません」

加賀「……そうよね……ごめんなさい」

飛龍「あ、い、いえ。こちらこそすみません……」

加賀「…………あんなに優しい顔をしながら利根の首を絞めていた提督は、もう二度と見たくないわね」

飛龍「はい……。しかも、利根さんも喜んだ顔をしていたので……その、少し怖かったです」

加賀「私達が引き剥がさなかったら、もしかしたら利根は死んでいたかもしれないわね」

飛龍「本当……あの時のお二人ほど怖いモノを見た事が無いです」

加賀「……私なら、あの状態の提督に迫られたら動けないでしょうね」

飛龍「私なんて腰が抜けちゃいそうです」

加賀「……でも、少し興味があるわ」


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