利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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128:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2015/11/27(金) 20:24:01.21 ID:bJL9FGiDo
ガチャ──パタン

金剛「!」ビクッ

利根「戻ったぞー」トコトコ

響「ただいま」トコトコ

提督「おかえり」

金剛「…………」スッ

利根「む? どうしたのじゃ金剛? さっきのままでも良いのじゃぞ?」

金剛「えっと……それは、その……」

利根「言うたではないか。今夜だけじゃ、と。我輩の事を考えてくれるのは嬉しいが、今はお主が一人でも立てるようになるべきじゃろ」

金剛「…………」ジー

利根「?」

金剛「……ありがとうございマス」ソッ

利根「うむ!」

提督(……なんだかんだで利根も成長しているものだ)ナデナデ

利根(うむうむ。提督もしっかり頭を撫でておる。今はそうするのが良いじゃろう)

コンコンコン──ガチャ──パタン

響「お疲れ様、救護妖精さん」

救護妖精「うんありがと。……ん? あれ、瑞鶴はどしたの?」

提督「今頃は翔鶴の所に居るはずだ。少し事情があってな、今日と明日はこの部屋に居ないかもしれん」

救護妖精「あー……なんとなく察しがついたよ。まあ、仕方ないかねぇ。明日になったら翔鶴の居る部屋に行ってみるよ」

提督「助かる」

救護妖精「そんじゃ利根と金剛、寝る前の検査するから隣の部屋へ来てくれるかい」

利根「うむ、良い結果が出ると良いのう」

救護妖精「どういう結果が出るのか想像するまでもないね」

利根「む。我輩とて早く良くなるよう身体は労わっておるのじゃぞ?」

救護妖精「だったら執務なんて投げ捨てて大人しく寝ていな」

利根「むむ。むむむむ……困ったぞ。反論が出来ぬ」

救護妖精「まったく……」

救護妖精(……ま、命があるだけ良かったってものかね。いつかは治るんだから)

救護妖精「さっさと治してそこら辺を走り回れるようにしなよ」

利根「うむ!」

金剛「ハイ」

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