【幻想郷から】霊夢「何なのよ此処寒い!!」【MH世界へ】
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494: ◆vDejidqJ6g[sage]
2016/11/17(木) 11:50:10.47 ID:I+oT3+8+0
溶岩と岩の陰から出でし大猿、到底穏便には済みそうにない雰囲気がひしひしと伝わる
溶岩の河の上にある点在する岩伝いに見事な跳躍で軽やかに跳ね回って近付いてくる

勇儀「…へぇ」

武器を手に目の色を変える勇儀、求めていた相手が今目の前にいた
横に伸びた角を持ち、漆黒に覆われた黒い毛からなる剛腕

勇儀「これは調べ直すまでも無いね」

レミリア「アリス、ここいらの収穫物を全部持ち帰って、そのまま待機して良いわ」

採掘用装備の人形ではこの存在には到底歯が立たないと察しての事だった
アリスは無言で頷き、驚くべき速さで人形を動かす
勇儀を中心に対峙し、相手が様子を見てる間にアリスらは撤退を完了させた

美鈴「お、お嬢様、本当にコレとやるんですか…?」

武器こそ構えているが明らかに怯え、聞いてくる、今までの相手とは違う

レミリア「当然ダメそうなら逃げるわよ、ただでさえ場所が悪い上準備もいつもより軽めなんだから」

槍を構え冷静に言い放つが内心泣き出したいほどだ、心が弱ければマトモに息も出来ないだろう

美鈴「じゃあ…」

レミリア「私も一目散に帰りたいけど、あの機動力よ?一斉に背を見せたら運が良くても誰かが霊夢のようになるわよ」

美鈴「こういう時つくづく後悔しません?その能力」

レミリア「…言わないで」

相手、ラージャンは時折唸り声を上げるだけで攻撃行動に移らないが、敵意はしっかり向けている
今すぐ抜け出したい空気がピリピリ流れているが、あいての気迫に負けたらその先は…


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