58: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 21:01:08.15 ID:tNq3pxyB0
勇者「組織性なく襲い来る魔物に対して、
少数精鋭の機動力により対応する。
大陸中に散らばっちゃっててわかんないけど、
人数は6000人くらいかな」
戦士「師団というには少ないな」
勇者「本国に14000人くらい残ってる。
これほんとは秘密なんだよ。
表向きの第6師団は実態として存在する歩兵師団なんだ。
対特定生物国防師団は第6師団内部に存在する特殊なメンバーだと思ってね」
戦士「バカバカしい。要は工作員じゃないか」
勇者「まぁ、そだね。でも有用性は高いよ?
それで君に残ってもらいたい理由なんだけど」
戦士「それに入れって言いたいのか?」
勇者「そう。ウチは曲者ぞろいだし、優秀な人材は見逃さないんだ。
君はデーモンを相手に単騎で、ハルバードで互角に戦ったでしょ?
それだけの兵士が王国軍に一体何人居るでしょう」
戦士「100人くらいか?」
勇者「残念。僕一人だ」
戦士「…王国軍も大した事ないんだな」
勇者「君が思ってるより、君は強いんだ。
僕は悩んでるんだよ。
背中を預けられる兵士が、なかなか居なくてさ。
だからいつも単独行動」
戦士「……………」
勇者「僕と組んで。
交換条件は、君を鉱山都市へ連れて行く事。
ちょうど僕は今、鉱山都市に行くお仕事を抱えてるんだ」
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