魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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50: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:47:55.26 ID:tNq3pxyB0



魔女『…そう、長生き、してほしい。
   ……君は、私の宝物だ。
   私は…あまり…誇れる生き方を…してこなかった。
   君は、私の…たったひとつの……』

戦士「……………」

魔女『……ごめんなさい。妻、失格、です。
   君に、苦しみしか遺してあげられない』

戦士「……んな事、ねぇよ」

魔女『どうか、幸せに…なって、ほしい。
   私が居なくても、君には、もっと相応しい女性は、本当はいくらでもいる』

戦士「……………いねぇよ。お前しか…」

魔女『でも、少しの間は、浮気、しないでいてくれると、嬉しい、かも。
   少しは、悲しんで、くれるかな』

戦士「……………いきかえれよ」

魔女『もっと傍に、いたかった。
   君と生きて、いきたかった。
   信じてもらえないかもしれないけど、愛して…います』

戦士「生き返れよッッッッッ!!!」

魔女『ほんとうに、愛してる。
   君の事を、10年以上前から。
   町を出ても、学院に居た時も、旅をした時も、結婚してからも、
   君の事をずっと愛してる』

戦士「…いきかえって、くれ…よ……」

魔女『…ふふ。私はまだ死んでいないのに。
君と結婚してから、涙もろいんだ。
   どうしてくれるんだ。私はこんなにも…弱くなってしまった…。
   ……………他に君に、もっと重要な伝えたい事があったのに。
   もう時間がないね』

戦士「……………くそ。くそぉ…っ」






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