魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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492: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2016/07/11(月) 19:05:36.09 ID:UgjJ0tqW0

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第三師団長「製造は順調です。
      …しかし、あれは一体なんです?」

勇者「何度も言わせるな」

第三師団長「ええ、焼夷兵器でしょう。
      一体なにから作られたものなのです。
      研究所の資料は喪失したはずでは?」

勇者「では既存技術の応用、という事だ。
   第一師団改編はどうなっている?」

第三師団長「…第一師団は大規模である上、複数の兵科で編成されています。
      ふたつの小型師団に分ける事までは簡単ですが…」

勇者「やはり、指揮する者が足りない、と」

第三師団長「ええ。
      ここ数年で兵科の多様化が急速に進んだ弊害です。
      特に騎兵戦力の運用に長けた者が少ない」

勇者「仕方ない、もう何人か昇格させろ」

第三師団長「…良いのですか?
      彼らの仕事は指揮官たちの警衛です。
      若者たちの中には実戦経験に乏しい者達も多く…」

勇者「貴様はいくつの戦場を経験した?」

第三師団長「三度です」

勇者「たった三度だろう。
   私に至ってはただの一度も無い。
   何、拠点防衛は私一人いれば事足りる。
   本来警衛など不要だ」






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