魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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425: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/12/30(水) 02:00:06.93 ID:+mjVyJCo0



突如、謁見の間の天井が崩落し、
大柄な人型の魔族が、謁見の間へと降り立った。

黒い肌に浮かぶ頑健な筋肉。

虹彩の無い、ただ朱いだけの眼球。

額からは大きな山羊を思わせるねじれた角が生え、

竜のような翼を持つ。

そして何より、禍々しい漆黒の鎧を纏い、

攻撃的な意匠の大剣を持つ、その姿。


魔法王「これが、我らの力!
    人の及ばぬ魔神の力を、我らは従えたのだ!」

賢者「貴様は―――ッッ!」


デーモン種と呼ばれる魔物は大剣をその手に構え、
戦闘への愉悦をその口の端に浮かべる。
ここは、死地だ。
一人で打倒できる相手ではない。

―――だが。


賢者「己の統治すべき国に、魔を引き入れたのか!!!」


不可能でも、賢者は、敵をここで討伐する。
祖国を守るため。
彼を守るため。

…親友の仇を、取るために。






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